歴史
竜宮の門が迎える、唐様式の静寂
今治の地に息づく、黄檗の禅心
瀬戸内の潮風がそよぐ今治・波止浜の地に、静かに佇む黄檗宗の古刹――圓蔵寺。
元禄の時代、唐様式の美を湛えた「竜宮の門」とともにこの地に移されて以来、
圓蔵寺は、港町の人々と共に歩み、心の拠り所として信仰を紡いできました。
境内には、黄檗の教えを今に伝える本堂、
時を告げる鐘楼、そして俳人の句碑が並び、
文化と静寂が響き合います。
どうぞ一歩、門をくぐり、禅の心に触れるひとときをお過ごしください。